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2021年 大学入学共通テスト

来春入試を控える受験生や保護者の方々にとって、センター試験に変わり導入される共通テスト、推薦・AO入試制度の変更に、コロナウイルス騒動による臨時休校が加わり、受験生の皆さんにとっては大変厳しい受験が想定されています。授業時間不足を補うために、昨年までと異なる授業形式・カリキュラムに変更されるため、ますます「受け身の勉強スタイル」→「自分で計画的に勉強を進めるスタイル」への変更が重要となります。

まずは、来年から始まる共通テストの全容を理解し、どのような対策を組むべきかを考えましょう。

【1】名称変更

2021年度共通テストの導入に伴い、「推薦・AO入試」の名称が変わります。
推薦入試は「学校推薦型選抜」、AO入試は「総合型選抜」にそれぞれ名称変更される予定です。

国立大学協会は、2021年度までに推薦・AO入試の定員を全体の30%程度とする目標を掲げ、推薦・AO入試を重視。志望動機や高校時代の課外活動への主体的、積極的な取り組み、将来の目標を総合的に評価するだけでなく、今後、学力検査も必須で導入される予定です。推薦・AO入試の選抜方法や実施時期が変わっても、推薦枠が拡大していく見込みです。

【2】難易度UP

センター試験は平均得点率60%程度を想定して作成されていました。一方、共通テストの平均得点率は50%程度を想定しており、単純比較で「大学入学共通テスト」は難易度が高くなると言えます。

共通テストは、出題量の増加はもちろん、思考力・表現力・判断力を問う出題形式など、対策をしていないと難しい問題が増えるためと考えられます。
小手先だけのテクニックではなく、「頭に入れた知識を自分で使いこなす(工夫する)力」が要求され、今から思考力・表現力・判断力を身につける準備を進めていく必要はあるでしょう。

【3】各科目の試験内容

❶英語(リーディング・リスニングの2技能)

リーディングのレベルに大きな差はありませんが、リスニングは問題数・ページ数増加に加え、読み上げる英単語数も3割程度増え、さらに読み上げが1回と2回の混在となる可能性があるので難易度が高くなる予想です。また、リスニング力の向上には、正しい方法での積み重ねが必要です。リーディング以外にもディクテーション※1、慣れてきたらシャドーイング※2などで、今から少しずつでも勉強を進めておくことが大切です。

また、「筆記」は「リーディング」になり、「読む」力だけを測る試験に変わります。英文の資料や手紙などを読み、選択肢から選ぶマークシート式となる予定です。

※1:dictation(ディクテーション)
読み上げられた外国語の文章や単語を書き取ること。またその試験のこと。

※2:shadowing(シャドーイング)
(イヤホンなどで)音声を聞いた後、即座に復唱する実験技術のこと。

❷国語

マーク式に加え記述式問題を出題予定だったが延期になり、配点と試験時間は変わらず。
しかし、文章を深読みできれば解けるセンター試験とは違い、法律の条文やグラフ、会話文、新聞記事、イラストなど、複数の資料や実用文を関連付けながら読み解く問題が予想されます。

❸数学

その分野の公式や定理の知識だけでは解けない問題が増えてくる可能性があります。
会話文や長文、グラフを読んで問題の意図を読み取り、それを数学の問題に変換する力が問われることになり、より深い理解が求められるようになるでしょう。

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【4】 全教科に言えること

❶思考力問題が出題

知識だけで解ける問題が減る予定です。
科目の縦割り型問題にとどまらず、科目横断型の問題が出題される可能性もあり、より深い理解力・考察力が求められるようなります。

❷ゼロマーク、複数マークの解答

センター試験は単純な4択問題でしたが、共通テストでは選択肢を削って見合う解答を選択するやり方が通用しなくなります。

「選択肢に正解がない場合はゼロにマークをしなさい。」
「当てはまるもの全てにマークをしなさい。」

という問題が予想されます。

このような傾向から、過去問で練習して入試本番でパターンに当てはめて解くというやり方では対応が難しくなります。
読んだ問題文を頭で整理し、人に分からせるように表現する練習はやっておいた方が良いと思います。今回の共通テストでは、記述問題の出題は無くなりましたが、記述問題同様の練習はこなしておくべきでしょう。

【5】予備校模試の状況(共通テスト対応の模試はこれから)

受験生、特に現役の高校3年生にとって、この時期の模試は自分の勉強の進捗を計る“ものさし”であり、今後の学習の方針を立てる上で模試が実施されないことは、かなりハンデとなります。

共通テストが日程通り行われるのか、また9月入学になるのか、まだ何も発表されていることがない以上、「仮に〇〇だったら・・・」という憶測の話をしても仕方がありません。今は、入試が行われることを前提で本番までの残り期間を見るべきでしょう。

何をもって“ものさし”にするか、現状の勉強状態の判断を何ですべきかで悩まれている方は、ご相談ください。

駿台

5/3  学力判定模試 
➡ 会場受験を中止

5/31 第1回駿台全国模試 
➡ 6/7へ延期

7/12 駿台共通テスト模試 
➡ 実施予定

河合塾

6/3  第1回全統共通テスト模試 
➡ 6/13自宅受験

6/24 第1回全統記述模試 
➡ 6/14自宅受験

8/10 第2回全統共通テスト模試 
➡ 実施予定

代ゼミ

6/21 名大入試プレ 
➡ 秋以降へ延期

7/4・5 東大入試プレ 
➡ 実施予定

東進

4/21 第2回共通テスト本番レベル模試 
➡ 東進生自宅オンライン受験(一般生は中止)

5/31 第1回早慶上理・難関国公立模試 
➡ 5/30・31の2日間に分散して実施

5/20現在、各予備校が発表している情報です。
今後、日程や内容変更などが行われる場合があるので、必ず各予備校のHPをご覧ください。

【6】教科別共通テスト対策

POINT

「知識さえ覚えれば大丈夫」ではなく、資料や図表などと組み合わせて「覚えた知識をどのように活用するか」が問われます。

❶英語

センター試験の長文問題をたくさん解き、1文1文の英文を正確に読み込む練習は王道だと言えます。また、演習用として「GTEC」や「TEAP」の対策問題集は参考になります。

そもそも英語は、民間外部試験を利用しようと動いていた経緯を見れば、2021年度共通テストは全問マーク式のため、対策用問題集としては適していると考えられます。

また過去2回の試行テストから見て、リーディングの問題形式が類似しているので、共通テストの長文を読みこなす練習材料としては適していると言えます。

❷国語

2021年度共通テストでは、記述式の問題が見送られ、出題形式も従来のセンター試験を踏襲すると予想されています。よって過去問を数多く正確に解く練習をすることです。

問題を解く際に今まで以上に注意をしなければならないポイントは、以下の2つです。

「作者が一番言いたいこと(主張)」
「なぜこの解答なのか(根拠・理由付け)」

前述の【4】❷に述べた「ゼロマーク」や「複数マーク」の解答が予想されることで、「この選択肢は間違いだから残りのこの選択肢が正しい」という方法が通用しなくなります。「○○だからこの答」と理由を説明できるくらいに訓練を重ねれば、全く慌てることはありません。

グラフや図、挿絵などの複数資料から必要な情報を読み取り関連付ける問題が予想されるので特に慣れておきましょう。

❸数学

2021年度共通テストでは、国語と同様に記述式の問題が見送られました。

ただし、「(数Ⅰ)(数Ⅰ・数A)」の試験では、今までの60分から70分の試験時間に伸びたこともあり、単に公式を知っていれば解ける計算問題のような短答式の出題ではなく、問題文が増え、記号や用語を理解した上で、速く正確に解くことが求められます。

さらに、その定理はどのような過程を経て証明されたものなのかを問うような問題が予想されます。今まで出題されてこなかった証明問題まで、押さえておく必要があるでしょう。

そして、グラフや図、挿絵など「知識や関連資料を活用して解くこと」を意識して、常に他の解法がないか考える・解いてみる練習をしておきましょう。

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【7】まとめ

現在の受験をとりまく状況から見て、今年の大学受験生にとってたいへん厳しい受験となっています。

❶共通テストへ移行

昨年11月、英語は外部民間試験の導入見送り、国語・数学は記述問題が無くなり引き続き全問マーク式に戻りました(出題内容は変わります)。
変更点は前述の通りです。

❷入学定員管理の厳格化

大都市圏の私立の大規模大学に学生が集中している状況を改善するため、文科省が2016年度から始めた政策です。毎年徐々に係数(倍率)が減って現在では1.1倍(定員×1.1>入学者数)となっています。

私立大学の予算には国から交付される「助成金」が含まれ、平均して大学の年間収入額の1割前後と言われています。定員厳格化は、所定の枠を超えて入学させる大学に対してその助成金を交付しないという、お金で大学を縛る政策ともとれます。

要するに、最初の段階で合格者数を絞り、定員に満たない場合は繰り上がり合格者を出す方法となります。

❸コロナウイルスの感染拡大

インターハイや全国高校野球大会など各種大会が軒並み中止、延期という事態となり、昨年度まで実施されてきた推薦入試が果たしてどのように行われるのか不透明な要素がたくさんあります。その推薦入試も、今年から「総合型、学校推薦型選抜」に変わり、調査書に新たに学力検査が加わるケースもあります。
受験生が不利益をこうむるような事態には絶対にならないように考慮してもらいたいと切に願います。

❹名門会から受験生の皆さんへ
いち早く「合格逆算カリキュラム」を作成して即実行あるのみ!

受験生のみなさんは、入試自体が予定通り実施されるかどうかを案ずるより、予定通り行われることを前提に考えることです。

昨年度以上に、入試日から逆算して組み立てた 「合格逆算カリキュラム」 をもとに、学校や予備校に頼ることなく、自分自身の受験勉強を進めるべきでしょう。

まずは、夏休みが大幅に短縮される動きがあるので、進学塾や予備校などの夏期講習会を“当て”にしないことが重要です。受験勉強に充てる時間を早く確保して前に進めましょう!

名門会は、がんばっている受験生を全力で応援します!

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